生成AIって、結局なに?|AI活用実践講座 第1章(無料公開)

AI活用実践講座 第1編 第1章 / 無料公開

生成AIって、結局なに?

文章も画像も動画も作れる「生成AI」とは何なのか。仕組みと種類、そして仕事や副業でどう役立つのかを、むずかしい数式や専門用語を使わずに解説します。

目安時間:15分程度 / 登録不要でお読みいただけます

この章でわかること

  • 生成AIが「何をするもの」なのか
  • 生成AIが動くしくみ(むずかしい数式なし)
  • ほかのAIと何が違うのか
  • 生成AIでできること(文章・画像・動画・音声・作業効率化)
  • 仕事や副業でどう役立つか(ビジネス利用例・副業メニュー)

生成AIとは?(ひとことで)

生成AIは、あなたが入力した文章(お願い・指示)をもとにして、文章や画像などの「新しいもの」を作ってくれるAIです。

たとえば、次のようなことができます。

  • 文章を作る(投稿文、説明文、メール文など)
  • 画像を作る(イメージ写真、背景、バナーの案など)
  • 動画を作る(短い映像、背景動画など)
  • 音声を作る(ナレーション、読み上げなど)

ここで、AIに入力する「お願い文」を、よく「プロンプト」と呼びます。この講座では、むずかしく考えずに「お願い文」くらいの感覚でOKです。

生成AIはどうやって動くの?

生成AIは、「作る側」と「使う側」の2つに分けて考えると理解しやすいです。

作る側(開発の段階)

AIは、たくさんの文章や画像などのデータを見て、「こういう流れのときは、次にこうなりやすい」というパターンを学びます。

この「学び終わったAIの頭の中身」を、よく「モデル」と呼びます。モデルは、たとえるなら「AIの脳みそ」「知識のかたまり」のようなものです。

大事なポイント

AIは、人間のように気持ちや意識があるわけではありません。学んだパターンをもとに「それっぽい答え」を作っています。

使う側(利用の段階)

私たちがお願い文(入力)を入れると、AIの脳みそ(モデル)が、文章や画像などの答え(生成物)を返してくれます。

うまく使うコツは、お願い文を少し工夫することです。この講座では、その工夫を段階的に練習していきます。

生成AIで有名なサービス

生成AIにはいろいろありますが、まず名前を見たことが多いのは次のようなものです。

サービス名 特徴
ChatGPT 文章の相談、アイデア出し、文章作成が得意
Gemini 文章作成だけでなく、画像・動画なども含めて幅広く対応(利用環境による)
Claude 文章の整理や丁寧な文章作りが得意な場面が多い
Perplexity ネット調査に強く、情報を探して根拠つきで整理するのが得意

補足

Perplexityは「文章を作る」こともできますが、教材としては「ネットで調べて、要点と出典を整理するのが得意」と覚えると使い分けがしやすいです。

AIには種類がある(生成AIはここが違う)

AIは大きく分けると、次の3タイプがあります。

タイプ できること
識別するAI
(これは何?を当てる)
分類や判定 写真で犬/猫を判別、迷惑メール検知、不良品検知
予測するAI
(これからどうなる?)
未来の予想 売上予測、需要予測、混雑予測
生成AI
(新しいものを作る)
新しい出力を作る 文章を作る、画像を作る、動画を作る、音声を作る

生成AIは、いろいろな用途に使えるのが強みです。だからこそ、仕事、副業、起業にもつなげやすいAIです。

生成AIの種類と、よくある使い道

生成AIは「何を作るAIか」でタイプが分かれます。ここでは、日常利用例、ビジネス利用例、副業メニューの順で整理します。

文章を作るAI(テキスト生成AI)

例:ChatGPT、Claude、Gemini、(ネット調査用途として)Perplexity など

日常利用例

  • 文章の下書き・作成(自己紹介文、投稿文の原案、説明文)
  • 文章の言い換え(やさしく/短く/丁寧に/わかりやすく など)
  • 長文の要点まとめ、情報整理
  • 手順の整理、アイデア出し

ビジネス利用例

  • SNS投稿文、ブログ下書き、商品説明、LP文章、LINE配信文、メール返信文
  • 提案書の骨子、FAQ、マニュアルの下書き
  • ネット調査の整理(Perplexityなどで調べて要点をまとめる)

副業メニュー(商品としての形)

  • SNS投稿作成セット:投稿文、ハッシュタグ案、ネタ案
  • LINE配信文作成:配信文、件名案、短い告知文
  • 商品説明/メニュー説明の改善:改善案+完成文
  • ブログ記事の骨組み制作:構成案、見出し、下書き
  • 問い合わせ返信テンプレ作成:よくある質問+返信文テンプレ
  • 教材・講座文章の「やさしい言葉」整形:難しい文章を読みやすく直す

価格の目安

  • SNS投稿作成セット(5〜10投稿分):5,000〜10,000円
  • LINE配信文・商品説明の作成:3,000〜8,000円/件
  • 継続案件(月次サポート):10,000〜30,000円/月

※ スキルや実績に応じて単価は上がります

画像を作るAI(画像生成AI)

例:ChatGPTの画像生成、Geminiの画像生成、Midjourney、Adobe Firefly、Stable Diffusion など

日常利用例

  • 投稿やチラシの雰囲気画像づくり(背景・世界観)
  • 企画段階のラフ(完成イメージの共有)
  • イメージ写真の作成(実物写真の代わりではなく、雰囲気づくりとして)

ビジネス利用例

  • SNS用ビジュアル制作(世界観の統一、シリーズ投稿)
  • バナー/サムネの方向性案(構図・雰囲気)
  • ECの使用シーン画像(イメージとして)

副業メニュー

  • SNS投稿用 画像素材セット:文字なし背景画像を複数枚
  • バナー/サムネの案出し:複数案(構図+コピー案+画像の方向性)
  • イベント告知用ビジュアル:メイン画像+サイズ違いの方向性
  • ブランド世界観ボード:色、質感、写真トーンの提案

注意(トラブル回避)

ロゴや有名キャラクター、特定ブランドのそっくり表現は避けてください。商用利用のルールはツールごとに異なるので、仕事で使うときは確認します。

価格の目安

  • SNS画像素材セット(5〜10枚):5,000〜15,000円
  • バナー・サムネ案出し(3〜5案):5,000〜10,000円
  • ブランド世界観ボード:10,000〜30,000円

※ スキルや実績に応じて単価は上がります

動画を作るAI(動画生成AI)

例:Runway、Geminiの動画生成(Veoなど)、Luma Dream Machine、Pika など

日常利用例

  • ショート動画のたたき台(雰囲気、動き、尺の確認)
  • 背景動画や差し込み映像(Bロール)づくり
  • 映像のイメージを作って共有する(絵コンテの代わり)

ビジネス利用例

  • 広告動画の素材づくり(シーンのイメージ映像)
  • ストーリーの流れを映像化して、構成を検討しやすくする
  • 既存素材が少ないときの「雰囲気づくり」を補助する

なぜ「動画作成(完成品)」を最初から大きく出しすぎないのか

動画は、映像だけでなく、台本、編集、字幕、BGM、素材の権利確認などが関わります。初心者が「動画作成」とだけ書くと、期待値が大きくなり、工数とトラブルが増えやすいです。だからこの講座では、まず「範囲を区切って提供する」形をおすすめしています。

副業メニュー(現実的に売りやすい形)

  • ショート動画の台本作成:30秒/60秒の台本、構成、テロップ案(文章AIが担当)
  • リール企画10本パック:ネタ案、冒頭のつかみ、話す内容メモ(文章AIが担当)
  • 広告動画のたたき台:構成、カット割り、ナレーション原稿(文章AI)+映像素材(動画AI)
  • 動画作成(YouTube・ショート・Instagram)ライト:15〜60秒、縦型、台本、複数クリップ生成、簡易編集、字幕、書き出し
  • 字幕・テロップ原稿の整形:長い話を短く、読みやすい字幕に整える(文章AIが担当)

価格の目安

  • ショート動画台本(5本分):5,000〜10,000円
  • リール企画パック(10本分):10,000〜20,000円
  • 動画作成ライト(1本、簡易編集込み):10,000〜30,000円

※ 編集を含むかどうかで単価が大きく変わります

音声を作るAI(音声生成AI)

例:ElevenLabs、Google Cloud Text-to-Speech、Amazon Polly、Azure AI Speech など

日常利用例

  • 文章の読み上げ(学習中、家事中に聞く)
  • ナレーションのたたき台
  • 言い回しの聞こえ方チェック

ビジネス利用例

  • YouTubeや講座動画の商品紹介ナレーション
  • 店舗やサービスの案内音声(説明、注意事項など)

副業メニュー

  • ナレーション原稿作成+読み上げ音声(原稿から音声まで)
  • ショート動画用「音声台本」作成(尺に収まる話し言葉)
  • 講座の読み上げ用原稿整形(話し言葉に整える)

注意(トラブル回避)

本人そっくりの声や、許可のない声の再現は扱いに注意が必要です。クライアント案件では、権利・許諾・利用範囲をはっきりさせてから進めます。

価格の目安

  • ナレーション原稿+音声(1本3〜5分):5,000〜15,000円
  • ショート動画用音声台本(5本分):3,000〜8,000円

※ スキルや実績に応じて単価は上がります

コードや自動化を助けるAI(作業効率化サポート)

例:ChatGPT、Gemini、GitHub Copilot、Cursor など

日常利用例

  • スプレッドシートの関数を相談する
  • 作業手順を整理する(ミスを減らす)
  • テンプレ文を整える(毎回ゼロから作らない)

ビジネス利用例

  • 事務作業のテンプレ化(入力ルール作り、集計の型づくり)
  • 表の整備(見やすく、ミスしにくく)
  • 運用手順のマニュアル化(誰でも回せる状態にする)
  • 小さな自動化の補助(できる範囲で)

副業メニュー

  • スプレッドシート整備:表の整理、入力ルール、簡易集計テンプレ
  • 業務手順書(マニュアル)作成:作業を誰でもできる手順にする
  • 定型文テンプレ整備:予約、請求、問い合わせ対応など
  • 作業効率化相談:現状ヒアリング、改善案、テンプレ納品(軽い伴走)

ポイント(初心者向けの考え方)

「自動化」と聞くとむずかしく感じますが、最初は「テンプレ化」「手順化」だけでも十分に価値が出ます。そこから必要なら、少しずつ自動化を足していけばOKです。

価格の目安

  • スプレッドシート整備・テンプレ作成:5,000〜15,000円
  • 業務手順書(マニュアル)作成:10,000〜30,000円
  • 作業効率化相談(1回60分+成果物):10,000〜20,000円

※ スキルや実績に応じて単価は上がります

安心して使うための大事な注意

  • 個人情報はそのまま入れない:氏名、住所、電話番号、メール、顧客情報などは、そのままAIに入力しないほうが安全です。仕事で扱うときは、伏せ字や仮名にして作業します。
  • 生成物は最終チェックしてから使う:AIは便利ですが、間違いが混ざることがあります。公開前、送信前、納品前に、人が必ず確認します。
  • 権利・利用条件を意識する:画像・音声・動画は、利用条件や注意点がツールごとに異なります。副業で使うときほど、ルール確認が大事になります。

安全に使うための詳しい注意事項は、講座の第3章で、実際の場面ごとに解説しています。

この章のまとめ(ここだけ押さえればOK)

  • 生成AIは、お願い文をもとに新しい文章や画像などを作るAI
  • AIに入力するお願い文は「プロンプト」と呼ばれる(この講座ではお願い文でOK)
  • AIには「識別」「予測」「生成」があり、生成AIは作るのが得意で用途が広い
  • 収入につなげていくには、生成AIを「副業メニュー(商品)」として形にしていくのが近道
  • 安全に使うために、個人情報、最終チェック、権利の3点は守る

※ 本ページに記載した価格は、一般的な相場をもとにした目安です。収入や成果を保証するものではありません。実際の単価は、スキル・実績・案件の内容によって異なります。

続きは、全28章の講座で

この第1章は、AI活用実践講座の入口です。
ここから先は、AIへの指示の出し方を型として身につけ、最後は「自分の商品」を作り切るところまで進みます。

  • 指示の出し方の型(第2〜3編・7章)
  • 変数・条件分岐・出力形式の設計(第4編・7章)
  • 自己紹介文、キャッチコピー、料金プラン、販売ページ、LINE配信シナリオ(第5編・9章)

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